鳥取県境港水産物輸出入促進協議会は、平成18年に隣国である中国・韓国等との経済交流と水産物の輸出入等を通じ、鳥取県境漁港に水揚げされる水産資源の有効利用と付加価値向上を図り、もって地域経済の発展と水産業の振興に寄与することを目的として、生産者、荷受業者、仲買会社で発足いたしました。

 

 当時より境港におきましては、多くの水産冷凍物が缶詰原料・委託加工原料等として商社・問屋等を経由し、近隣の国へ輸出されておりますが、顕著化する日本国内の消費の低迷・人口減少等の経済状況に鑑みるとき、対岸諸国の大きな市場・マーケットに自ら出向き活動することで、好機を掴む可能性が高いと考えております。

 

 現在、境漁港の市場施設も、輸出促進を念頭に入れた高度衛生管理型市場への大規模な建て替え工事が始まっております。かつて、この境漁港を日本最大の水揚げ港に押し上げた水産関係者の心意気を、新たな海外市場開拓に向け発揮されんことを願い、本協議会の活動がその一助となればと念じております。